電車のドア横に陣取る人々、何故頑なに動かないのか考えてみた
あなたはこんな人を見たことはありませんか?
- 電車に乗ったらドアの横のスペースに陣取る
- どんなに混んでいようがドア横から動かない
- ラッシュ時に人が雪崩のように入ってきても微動だにしない
いかがでしょう。電車に乗ったことがあるなら一度は目にしたことがあるやもしれません。
かく言うぼくも、電車に乗った際には何度も目撃しています。
見かけるたびに「この人達はなぜそこから頑なに動こうとしないのか」と考えていました。
そして今回、ある真実にたどり着きました。
電車のドア横で一歩も動かない人たちはこんな理由があったのです。
電車のドアの守り神
ある筋からの情報で教えてもらったのですが、あのドア横の人たちは実は各車両のドアを守る神様達だったのです!!
「えー!!」
「信じられない!!」
「せめてバッグは前にしろ!!」
そんな声が聞こえてきますが、これが真実。リアルガチです。
一体何から守っているのか
乗客の安全を守っているのかと思えばどうやら違うようです。
では何を守っているのか。
「電車が電車たる空気を守っているのです」
もっと噛み砕いていうなら、電車っぽい雰囲気が外からの雰囲気に壊されないように神達が守っているのです。
電車に乗り込むとわかると思います、どの時間帯に乗っても車内はだいたい同じ雰囲気ですね?
どの時期のどの時間帯でも「いつも」の感じがすると思います。
その雰囲気を守り続けるのがあの守り神たちなのです。
動かないんじゃない
神達は動けないんです。
もし少しでも動こうもんならもう大変です。
どう大変か? それはあなた方が一番知っているはずです。
え? あ、ちょっと違うかな・・・
ん? あー、おしい、おしいなぁ・・・
もうちょっと過激にして、それを・・・おー、 おーおーおー!!!
それそれそれ!!!
ね!! それです。
そうなっちゃうから大変です。
このことは一旦忘れましょう。
でも途中で降りてくじゃん
いいとこに気づきました。10ポイント!!
なぜドアの守り神なのに途中で降りてしまうのか。
それはその時その時で守り神が決まっていないのです。
つまり、こういうこと。
- 最初の守り神が降りるor離れる
- すると近くにいた一般人がドアの力に引き寄せられる
- 引き寄せられた人がトア横に来ると、守り神に変わる
- 1.に戻る
こうなっているのだ。
守り神は一定ではなく、誰しもが守り神になる可能性があるのです。
誰がなるのかはわかりません。その瞬間のドアのみが知っているのです。
もしかしたら、これを読んでいるあなたもいつの間にかドア横の守り神をやっていたことがあるかもしれません。
しかし神になっている最中は無意識ですので、車内の雰囲気を守っているという感覚はなく、しかもその場を離れるとさっきまで守り神をしていた記憶は完全になくなってしまうのです!!
そういえば電車に乗ったとき、記憶が曖昧なときがあるような。無いような。
年に一回崩れる時がある
今まではそんなこと一回も無かったのですが、近年はある日になると車内の雰囲気が崩れてしまうことがあります。
その日とは
ハロウィン!!
この日になると、どこからともなく外国人が急にやってきて車内の雰囲気の結界を破壊してまわるのです。
この時ばかりは流石の守り神の力も通用しません。
いつもより守り神達は、ドア横でがっしりと足に根っこが生えたかのように微動だにしないのですが、外国人パワーには太刀打ちできないようです。中には怯える守り神も。
この外国人のパワーにより気を当てられたら日本人達の何人かは、一緒になって車内の結界を壊して回るようになってしまうと聞いています。恐ろしいのでこの日ばかりは電車に乗るのはやめたほうが身のためです。
さいごに
まあさすがにハロウィンに雰囲気が壊れるっていうのは嘘だけど、ドア横から動けないっていうのはガチで嘘。
でも守り神がいるっていうのだけは本当に嘘。
ただ何かを守っているのだけはマジで嘘。
ドア横から動かない人がいるのは本当。東京にいた頃のぼくがそうだから。