知り合いの42才童貞のオジサンの話
僕には東京に知り合いがいまして、42才の童貞のオジサンなんですが。
仮にメザシさんと言いましょう。
言い直すと僕にはメザシさんという42才童貞の知り合いがいるんです。
42才で童貞なんて今の世の中腐るほどいそうですが、このメザシさんスゴイのはこれだけではなく、42年間歯を磨いたことがありませんでした。
”でした”というのは最近はこの無法者のオジサンをちゃんと管理してくれる人達が現れたので、今ではたまに歯磨きをするようにはなったのです。
最近聞いた情報によると「今年はもう10回以上も歯を磨いた」と言ってたそうです。
すごいいっぱい磨いてます。
しかし42年という時間が過ぎ去ってしまったので、メザシさんの前歯は9割が全滅しています。
あと風呂も嫌いです。
あだ名がすごい偉そう、童貞なのに
メザシさんにはあだ名あります。
- 殿
- 将軍
という、およそ外見からはまったく想像できないあだ名があるメザシさん。
そういえばなんでこんな偉そうなあだ名なのかは僕も知りません。
外見は殿でも将軍でもない、じゃあ態度が偉そうなのか? と言われればそれも全く違います。
態度は完全に「バカ」。
「バカなオジサン」という言葉を聞けば間違いなくこのメザシさんを僕は想像します。
こんな42才童貞の前歯が全滅したオジサンでも働いている
童貞で前歯が全滅していて偉そうなあだ名のバカなオジサンでもちゃんと仕事しています。
仕事をしているのですが、入った給料は全部キャバ嬢に横流ししてしまうということを今までやっていました。
キャバ嬢の携帯代を払ってあげたりしてたそうです。
しかしそれも過去の話、さっきも言ったとおりに今は管理してくれる人達がいます。
メザシさん管理人がいるので安心です。
メザシさんはどんな管理をされているか
まず給料はその人達に握られています。
その人達に使われてしまうというわけではなく、持ってたら全部使っちゃうからその人たちが預かっているという形です。
なのでメザシさんが使いたい時は、その人達に「お金を使いたいのでください」と伝えなければならない。
しかしなんでもかんでも渡してしまうとろくなことに使わないので、渡すときにも条件がある。
その条件とは
- ちゃんと風呂に入ったか
- ちゃんと歯を磨いたか
このふたつが自分のお金をゲットする条件になります。
2秒でバレる嘘をつく
風呂に入る。
歯を磨く。
普通の人なら簡単なことです。というか当たり前のことです。
しかし、メザシさんにとっては難しい問題です。
なんせ42年間歯磨きから距離をおいていましたから、いきなり毎日磨けと言われてもなかなかできないのです。
だからメザシさんは歯を磨くことも風呂に入ることもすぐに忘れてしまいます。
でもお金がないと買い物もできないし、お酒も飲めません。
どうしてもお金が欲しいメザシさんはウソをつきます。
でも2秒でバレます。
メザシ「お酒を飲みたいのでお金をください」
管理人「いいよ、じゃあ昨日はちゃんと歯を磨いたのかよ?」
メザシ「磨きました!」
管理人「ほんとに磨いた?こっちはわかんだかんな」
メザシ「・・・すいません!嘘つきました!」
管理人「なんで嘘つくんだよ!」
メザシ「すいません!昨日家に帰って磨こうとしたんですよ!でも歯ブラシが壊れてて磨けなかったんですよ!」
管理人「歯ブラシ壊れたの?じゃあ今から確認しに家に行ってもいい?」
メザシ「・・・すいません!嘘つきました!歯ブラシ壊れてません!」
管理人「なんで嘘つくんだよ!」
とこんな感じで2秒でバレます。
こんなオジサンですが、軍団長でもあります
メザシ軍団というはみ出し者の軍団があります。(お祭りがある時は準備とか手伝う)
その軍団の長でもあるメザシさん。
さぞかし軍団員の人望も厚いと思いきや、軍団全員にナメられています。
ちなみに僕も軍団員として、メザシさんに隠れてタバコをあげたりコンビニでジュースをおごったりしてあげるときがあります。
逆におごり返されたことは今まで一度も無いです。
この人物は実在する!
ネットにも乗せられない程のエピソードももっともっとあるメザシさんですが、日本の東京のどこかに本当に実在しています。
年末にまたそっち方目に遊びに行くつもりなので、新たなエピソードを仕入れてきます。