ネコが擦り寄ってくるのは人懐っこいわけでは無かった!その理由とは?
「あのネコはいつも身体を擦り付けてきて可愛いなぁ」
あなたは、なぜネコが擦り寄ってくるか知っているだろうか。
実はこの行動、甘えているのではなく人間に臭いをつけているのだ。
「お前も自分の縄張りの一部だ」
と主張しているのである。
本書は、「生存戦略」がテーマのビジネス書。一味違うのは、動物たちの知られざる生態から、より人間らしい生き方を学ぼうということです。
週刊少年サンデーで連載の奇才漫画家・麻生羽呂氏、そして、生物学の天才・篠原かをり氏解説による、異色の「漫画」×「生物学」×「ビジネス書」です。
「イルカがジャンプをする3つの理由」「ナマケモノが実践しているお釈迦さまのような生き方」など、楽しくも深い世界をお届けします!
この本には、「人間が見習うべき生き方」が書いてある。
細かな文字だけで説明しているわけではなく、漫画も取り入れているのでスイスイ読めてしまう。そしてオモシロイ。
とてもオモシロイ本書の内容をほんの少しだけ紹介します。
ネコ
多くの人間を魅了するネコであるが、決して人間に従順ではない。
人に飼われながらも、常に野生を秘めているのである。
ネコってこちらをじっと見つめてくる時ありますよね?
それを見て誰しもが可愛いと思うはずです。
では、ネコはそのとき何を考えているか。
「こいつには勝てる」
である。
ネコは無駄な争いを避けるために、勝てそうにない相手からは目をサッとそらす。
なのでジッと見つめ続けてくるということは・・・・
人間のことはこう思っている
ネコ自身は人間のことを、なんらかの原因で大きくなったネコと思っている。
けして自分の飼い主とかご主人様とかは考えていないそうです、たまたま一緒に住んでるでかくてどんくさいネコだと思っている。
ペットとしては5千年以上も人間と一緒にいるのに、全然人間を人間として見てないんですね。
猫はなぜ大きい品種がペットとしていないのか
ペットとしてのネコってそこまで大きい品種のネコっていないじゃないですか。
イヌは結構大きい品種がいっぱいいるのに。それはなぜか。
ネコは野生的な本能を色濃く残しているため、現在のネコの大きさが、人間が安全に飼育できる限界の大きさだという。
小さな猛獣だそうです。これ以上に大きくなると飼育下での事故は犬よりはるかに多くなる可能性があるとか。
可愛くて丁度いいサイズ感でしたからそんなこと思ってなかったんですが、確かに凶暴性はすごい。
じゃれてきて手のひらズタボロにされたこと結構ありますもん。
ちなみに、ネコを飼うと、高血圧、心臓麻痺、脳卒中、骨折などのリスクが低減するらしい。
ネコすごい。
他の動物の印象的なこと
他にも動物の知らないこといっぱい載ってます。
- キリンはアフリカで1位、2位を争うほど強い
- ミツバチが一生で集めるはちみつはティースプーン一杯ほど
- ハダカデバネズミは飼育下では40年近く生きることもある
- 海に進出したイタチがラッコ、川に進出したイタチがカワウソ
- カピバラの赤ちゃんは群れのどのメスからでもお乳をもらえる
他にもペンギン、ライオン、ゾウ、イルカ、ウシ、タコのことがもっと詳しく書いてます。
とにかく知らないことが載ってて楽しい!! 読んでて本当に楽しい!!
久しぶりにすごい勢いで一気読みしてしまった。動物ラブなら絶対に読んでほしい一冊です。
小難しいことは全然書いてないし、漫画を混ぜながら書いてるからお子さんにもおすすめ!
動物の生き方を知って自分の生き方を考えさせられるとは思わなかったなぁ。
それでは、グラッチェ!!